長引く風邪

2001年5月18日
風邪がなかなか治らない。
きょうの荻島真一医師は、私を診ながら、
「無理をしちゃだめだ」と合計5回言った。
無理、って何だろう・・?
ぼんやりした頭で考える。
職業人として仕事をしながら、主婦として
家事をこなし、さらに子どもを育てる。
こういう生き方自体が、すでに「無理」なのか。
私は不器用な人間だから。

体調を崩した私を、周囲の人々は心配してくれる。
職場の同僚、上司、家族・・。
「心配」は、いくつかの理由の複合形である。
職場の人々の「心配」のトップに挙がる理由は、
仕事に穴が空くことに対する懸念に違いない。
家族とて同じである。
私が風邪をひいてからというもの、夫は毎日、
コンビニのお弁当だけで生きている。
私が病気をすれば、たちまち家事が滞るのだ。
周囲から、早く元気になって欲しいと願われて
いるのは、働き手としての私である。
それはそれで、感謝すべきことだが。

結婚して何年も経ってしまうと、気持ちだけで、
純に体調を気遣ってくれる人など、そうは
いないものだ。
しがらみのない関係そのものが成立しにくくなる
世代に私はある。

ただ、好きだから、という理由だけで
自分のことのように私を心配してくれる。
そんな人は、ひとりいればいい。
そのひとりが、弱った私にエネルギーを与えてくれる。


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