2002年10月20日
息子を連れて、電車で外出した。
行きに、最寄駅構内の本屋で息子に本をねだられた。
小学校低学年向きの、軽い読み物のシリーズである。自宅に1冊だけあり、息子のお気に入りの本になっている。
マンガではないし、いいだろう・・。
約1000円のその本を1冊買ってやって、電車に乗った。
電車に乗ると息子は、着席するなり本を開いて読み始めた。そして、目的地に着くまでの約30分足らずの間に、1冊すべて読み切ってしまったのである。
あー、面白かった!と、何度も繰り返しながら、息子は満足顔で電車を降りた。

そして、帰り道。
駅ビルの書店で、私はまたあのシリーズを1冊、息子に買わされる羽目になる。
そして行き同様、彼は車中でまた1冊読み終えてしまったのだ。

このシリーズは、全巻30冊だという。年に2冊のペースで新しい本が出ているということなので、まだ増え続けているのだろう。
この勢いで、シリーズ全巻買わされたのでは、たまらない。
金額もさることながら、狭い我が家では、置き場所に困る。

夕食後、息子はこんなことを言い出した。
「今年、サンタクロースは何をプレゼントしてくれるかなぁ(^^)」
何をお願いしたいの?と訊ねたら、息子はあのシリーズのタイトルを言う。
「30巻全部欲しいな^^」
咄嗟に私は、それはもらえないと思うよ!と即答してしまった。
置き場所がないからね、と理由付けまでして。
すると、物分かりのいい息子は「ああ、それもそうだね」と、軽く納得してくれた。

サンタクロースがすべての子どもの家庭の事情をお見通しであることを、
どうやら彼は知っているらしい。

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