どじょう

2002年11月12日
スーパーの鮮魚コーナーに、生きたドジョウが売っていた。
息子は、まだ生きたドジョウを見たことがない。
生まれて初めて目にするドジョウを見つめながら、息子はつぶやいた。
「そうか。これがドングリと喋るヤツか・・・」
一瞬、何の話かと思った。
どんぐりころころの歌のことらしい。
ドジョウが出てきて、こんにちは・・・・である。
まさか信じているわけではないだろうが、子どもの心の中には、ドングリとドジョウが会話する様がちゃんとイメージされているということに驚く。
おとなで、生きたドジョウを目にした時に真っ先にどんぐりころころの歌を連想する人がいるだろうか。
多くのおとなにとってのドジョウは、食べ物にすぎない。
特に、主婦にとっては。

実家の母の話では、この私も子どもの頃に、魚屋で買ってきたドジョウを柳川にして食べる夜、「ドジョウが可哀想だ」と言って泣いたと言う。

柳川鍋で泣けなくなったのは、何歳の頃からなのだろうか。
大きくなってしまったものだ。



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