ただいま

2002年11月13日
夕食のあと、買い忘れた物を買うために、スーパーに出かけた。
買い物をすませて家に帰ると、リビングにいた息子がにっこり笑って、歌うように言った。
「たーだいま」
反射的に私は、「おーかえり」と返す。
一瞬後に、「あ、反対じゃない?」と息子。
彼は「おかえり」と「ただいま」の使い方を、未だよく理解できていないのだ。
小さい頃から彼は、帰宅した時に「おかえり」、帰ってきた人に「ただいま」と言ってしまうことがしばしばあった。
親というものは可笑しなもので、子どもの些細な言葉の覚え間違いが妙に可愛く思えたりして、敢えて訂正しないようなことがある。
そんなわけで、息子の「ただいま」「おかえり」のうろ覚えについては、私と夫はもとより、私の実家の両親も当然気づいているはずなのだが、誰もちゃんと教えようとしないのだ。
ひとつ言葉を習得する毎に子どもが成長してしまうような気がして、一抹の寂しさを覚えるせいかもしれない。
あ、反対じゃない?と言った後、息子は続けた。
「ママが、ただいま!」
そして私がまた、「おかえり・・・」
少し後に、息子は、
「また反対・・(^^; 」

こういう親子コントを、昔、志村けんと石野陽子がやっていたっけ。



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