ノック

2002年11月14日
昨夜、和室の壁に誤って手をぶつけ、右手の中指の第二間接のところに擦り傷ができてしまった。
和室の壁紙は表面がザラザラした材質で、これまでにも何度か手や肘などをぶつけて擦りむいている。
また、やっちゃった・・・。
その夜は、適当に薬をつけて寝た。

今朝、職場に出勤し、いつも通りにロッカールームのドアをノックした。
「痛っ・・」
不覚にも、こぶしを左手で覆ってフリーズ。
ノックをすると昨夜の擦り傷の位置がちょうど当たり、ひどく痛むのだ。
中指が、ノックをする時に使うものだとは気づかなかった。
妙なことで中指の重要な役目を知る羽目になったものである。
いつも通りにノックができないことで、きょうは一日、かなり不自由な思いをした。
左手でノックをしてみたが、手に持った荷物をいちいち右手に持ち替えるのはとても面倒だ。右手は器用そうに見えて、実は補助的な作業には不慣れで、下手なのである。
手の平でノックしてもみたが、借金取りが催促にでも来たような物凄い音がしたので、あわててしまった。
仕方ないので、人差し指1本でのノックを試みた。
か細い、ささやかな音しか出ないが、左手や手の平ノックよりは使える。
しばらくは、これでイクしかなさそうだ。

寝込まれてみて改めてその存在の重要さがわかる、主婦のような存在の中指。
キーボードを叩く中指が、せせら笑っているように見える。


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