同級生の死

2003年1月18日
中学時代の同級生から電話がきた。
彼女とゆっくり話すのは、おそらく卒業以来だろう。
用件を話し終えると、自然と話題は同級生たちの近況に及んだ。
会話の中で、同級生の男子が一人亡くなっていることを知った。
同じクラスになったことはなかったが、ユーモアがありスポーツが得意だった彼は、学年の人気者だった。
亡くなったのは、2、3年前のことらしい。
死因を聞いて、二度驚いた。
餅をのどに詰まらせての窒息死だという。
30代の若さで、そんなことがあるのだろうか。
しかも、あんなに体格のいい男の子が。
人は、わからない。
亡くなっている同級生は、他にもいた。
窒息死した彼を含めて、4人の同級生がすでに故人となっている。
全クラス合わせても200名ちょっとの学年の中で、40歳を迎えることなく亡くなっている人が4人もいるのだ。
もしかしたら、他にもいるのかもしれない。私と彼女が、同級生たちすべての消息を把握しているわけではない。

この先、こうして誰かと話をするたびに、このような会話が繰り返されていくのかと思うと、背筋が寒くなる。
そしていつかは、私の名前もこの話題の中にあがる日がくるのだろう。

生ある者は、誰でも皆、死に向かって生きている。
一日一日、間違いなく死に近づいているのである。
それは、わかっているのだけれど・・。


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