「一緒に温泉に行きませんか」という内容のメールが、
ここ数日間に30通以上届いている。
何日か前に、ある友達づくり系サイトに登録した。
出会い系の一種とはいえ、しごく健全なサイトである。
その際に、自己紹介の欄に「海外旅行と温泉が好き」、と書いたのだ。
温泉へのお誘いのメールをくれるのは、もちろんすべて男性である。
顔も見たことがない相手に対して、二人で温泉に行こうと誘うことができる人の
神経はどうなっているのだろうか。

知らない女性に(正確には女性だと名乗っている人に)温泉に行こう、
とメールすることで、彼らの淋しさはどれだけ解消されるのだろう。
彼らから送られてくる”はじめましてメール”にはいろいろな希望が書かれている。
始めは友達から。仲良くなったら一緒に食事やお酒、テーマパークへ。
そして、やがては旅行に行きましょう。ぼくはクルマをもっています。
おおむね、こんな感じだ。

みんな、淋しいのだろうか。
淋しがり屋であるだけかもしれないが。
真に淋しいのと、単に淋しがり屋であるのとは少し違う。
淋しい人と淋しがり屋の人から温泉に誘われて、
かえって淋しくなってしまう私も、きっとそのいずれかだ。

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