家庭訪問
2003年5月30日小学3年生の息子の家庭訪問があった。
私は朝から休みを取り、大掃除に半日費やした。
そして、庭のプランターの花を植え替えて、座布団カバーを新調し、新しいコップを買った。
危うく一輪挿しも買うところだったが、さすがにそれは思いとどまった。
見違えるようになったリビングを眺めつつ、さぁ、どこからでもかかってきなさい、とばかりに待ち構えていたのだが・・・・。
あろうことか、先生は玄関先で話して、帰ってしまった。
せっかく掃除したのにぃ・・・。
先生の話では、息子は特に問題はないが、強いて言えば、喧嘩が多いのが気になるとのこと。
喧嘩が多い。
これは、1歳で保育園に入園した年から毎年、個人面談のたびに必ず先生方から繰り返し言われてきた言葉だ。
2歳の頃に、同じクラスの男の子から噛まれた背中の未だに消えない傷痕が、息子の喧嘩人生を物語っている。
先生が帰ってから、息子に訊いてみた。
「どうして喧嘩するの?」
「だって、あっちが先にぶってくるんだもん」
先生の話によれば、息子は自分から喧嘩を仕掛けることは少ないのだが、売られた喧嘩はもれなく買ってしまうらしい。
「そんなの相手にしなければいいのに」
すると息子は口を尖らせて言った。
「だって、隣のクラスの標語に書いてあったもん」
「何て?」
「やり返さなければケンカにならない・・って」
私は一瞬、唖然としてしまった。
「だから、やり返しちゃいけない、っていうことでしょう」
気を取り直して言うと、息子は真剣な表情で反論した。
「ちがうよ。だからやり返せ、っていう意味だよ」
ちがうっ!
断じてちがう。
息子は、その標語をまったく反対の意味で捉えているらしい。
呆れて物が言えない。
これだものね。
この子は、国語の成績は望めまい。
私は朝から休みを取り、大掃除に半日費やした。
そして、庭のプランターの花を植え替えて、座布団カバーを新調し、新しいコップを買った。
危うく一輪挿しも買うところだったが、さすがにそれは思いとどまった。
見違えるようになったリビングを眺めつつ、さぁ、どこからでもかかってきなさい、とばかりに待ち構えていたのだが・・・・。
あろうことか、先生は玄関先で話して、帰ってしまった。
せっかく掃除したのにぃ・・・。
先生の話では、息子は特に問題はないが、強いて言えば、喧嘩が多いのが気になるとのこと。
喧嘩が多い。
これは、1歳で保育園に入園した年から毎年、個人面談のたびに必ず先生方から繰り返し言われてきた言葉だ。
2歳の頃に、同じクラスの男の子から噛まれた背中の未だに消えない傷痕が、息子の喧嘩人生を物語っている。
先生が帰ってから、息子に訊いてみた。
「どうして喧嘩するの?」
「だって、あっちが先にぶってくるんだもん」
先生の話によれば、息子は自分から喧嘩を仕掛けることは少ないのだが、売られた喧嘩はもれなく買ってしまうらしい。
「そんなの相手にしなければいいのに」
すると息子は口を尖らせて言った。
「だって、隣のクラスの標語に書いてあったもん」
「何て?」
「やり返さなければケンカにならない・・って」
私は一瞬、唖然としてしまった。
「だから、やり返しちゃいけない、っていうことでしょう」
気を取り直して言うと、息子は真剣な表情で反論した。
「ちがうよ。だからやり返せ、っていう意味だよ」
ちがうっ!
断じてちがう。
息子は、その標語をまったく反対の意味で捉えているらしい。
呆れて物が言えない。
これだものね。
この子は、国語の成績は望めまい。
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