麦茶

2003年7月1日
「きょう、水筒に麦茶入れて持って行っていいよね?」
朝、目を覚ますなり息子がこう言った。
きょうから学校に麦茶を持って行くと言うのだ。
そんな話は聞いていなかった。麦茶の用意など、ない。
どうして昨日のうちに言わないのっ?
私は財布をエプロンのポケットにつっこみ、家からもっとも近い自販機に向かって駆け出した。
自販機にお金を入れて、麦茶のペットボトルのボタンを押す。
ガコン・・・
音を立てて落ちてきたのは、何故か、ITOEN本搾りオレンジだった。
ボタンを押し間違えたわけではない。
1本くらい違うのが入っていることもあるのかも・・・。
イライラしながらもう一度お金を入れ、再度、麦茶のボタンを押す。
ガコン・・・
出てきたのは、またしてもITOEN本搾りオレンジ。
何これ??
麦茶とオレンジが逆に入っているんだ、きっと!
私はもう一度お金を入れ、今度は本搾りオレンジのボタンを押してみた。
ガコン・・・
出てきたのは、やっぱり本搾りオレンジ。
何よ、もうっ!
ITOEN生絞りオレンジのペットボトルを3本も抱え途方に暮れつつも、仕方なくもう一度お金を入れて、爽健美茶のボタンを押した。
お茶なら何でもいいや、もう・・。

かくして私は、素手で4本のペットボトルを抱え、走って帰宅した。
先が思いやられる、7月のスタート(--)

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