賞状
2003年9月26日「ママ、見て見て!」
夜、私が帰宅するや否や、息子が満面の笑みをたたえてあるものを見せに来た。
小さな楯と賞状である。
息子は今年の4月から、本人の希望で珠算教室に通っている。
楯と賞状は、その珠算教室で3ヶ月にわたって行われたベストテンという名前のコンテストで、息子の総合得点が教場内で第1位だったことに対するものであった。
今回のベストテンで、新参者の息子が諸先輩方をさしおいて優勝に輝いたことは教場だよりで知ってはいたが、このような楯や賞状などをいただけるとは考えてもいなかった。
親の私はもとより、息子は今、天にも昇るような思いだろう。
息子は、小さい頃から体育系が苦手だ。
そのため運動会、マラソン大会、水泳授業などの舞台では、常に地味な存在であった。
さらに絵画製作はもっと苦手ときている。
したがって、彼はこれまでの8年の人生において、何かで「1位」になったり「賞状」をもらったり「優勝者」として発表された経験など一度もなかったのだ。
息子の得意はただひとつ。算数だけである。
その算数好きが高じて飛び込んだ珠算の世界で、初めて彼は、はっきりと目に見える形で「人に勝つ」ことを経験することができたといえる。
それはそれは嬉しいに違いない。
スポーツが得意で、絵画などの才能をもったお子さんたちならばあまり珍しくもないであろう「賞状」というモノ。
我が息子にとっては、初めての宝物である。
こんないいことがあったんだ・・・。
そろばんなんて習ってもあまり意味がなさそうだし、と初めは習わせることに気乗りしていなかった私も、今回のことで珠算教室に通うということの意味を再確認した。
ここは、息子が大いに活躍できるステージなのかもしれない。
何にせよ、そろばんを習うことで息子が自分に自信をもてる機会が得られるのであれば、それでいいではないか。
この半年間で6回の検定試験に合格してきた息子の頑張りを、誉めてやらなければ。
どんな人間にもひとつくらい得意なものがあるものなのだな・・・・と、素朴な事実に感心している。
夜、私が帰宅するや否や、息子が満面の笑みをたたえてあるものを見せに来た。
小さな楯と賞状である。
息子は今年の4月から、本人の希望で珠算教室に通っている。
楯と賞状は、その珠算教室で3ヶ月にわたって行われたベストテンという名前のコンテストで、息子の総合得点が教場内で第1位だったことに対するものであった。
今回のベストテンで、新参者の息子が諸先輩方をさしおいて優勝に輝いたことは教場だよりで知ってはいたが、このような楯や賞状などをいただけるとは考えてもいなかった。
親の私はもとより、息子は今、天にも昇るような思いだろう。
息子は、小さい頃から体育系が苦手だ。
そのため運動会、マラソン大会、水泳授業などの舞台では、常に地味な存在であった。
さらに絵画製作はもっと苦手ときている。
したがって、彼はこれまでの8年の人生において、何かで「1位」になったり「賞状」をもらったり「優勝者」として発表された経験など一度もなかったのだ。
息子の得意はただひとつ。算数だけである。
その算数好きが高じて飛び込んだ珠算の世界で、初めて彼は、はっきりと目に見える形で「人に勝つ」ことを経験することができたといえる。
それはそれは嬉しいに違いない。
スポーツが得意で、絵画などの才能をもったお子さんたちならばあまり珍しくもないであろう「賞状」というモノ。
我が息子にとっては、初めての宝物である。
こんないいことがあったんだ・・・。
そろばんなんて習ってもあまり意味がなさそうだし、と初めは習わせることに気乗りしていなかった私も、今回のことで珠算教室に通うということの意味を再確認した。
ここは、息子が大いに活躍できるステージなのかもしれない。
何にせよ、そろばんを習うことで息子が自分に自信をもてる機会が得られるのであれば、それでいいではないか。
この半年間で6回の検定試験に合格してきた息子の頑張りを、誉めてやらなければ。
どんな人間にもひとつくらい得意なものがあるものなのだな・・・・と、素朴な事実に感心している。
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