カブトムシ

2003年10月8日
カブトムシが死んだ。
夏休みに参加した「森の遊学」でもらった、あの「アマガエルになりそこなったカブトムシ」である。(森の遊学参照)
ここしばらく元気がなかったので、そろそろかな・・・と覚悟はしていた。
カブトムシはクワガタと違って、一年で寿命が尽きる昆虫なのだ。
固くなって動かなくなったカブトムシを見ながら、この子は幸せだったかな・・・と考える。

動物や昆虫を飼う時には、その子が自然界で生活していた時と同様、もしくはそれ以上の生活を保障する。
それが私のポリシーだ。
犬のような、自然界で生活したことのない動物でも、他家で飼われている子と比較して劣るような生活をさせたくはない。
いつもそう思って飼っていた。
この夏も、このカブトムシが会津高原の山で生活していた時と同等の暮らしを保障してあげたいと、最大限の努力をしたつもりだ。
大きな飼育箱を買ってあげ、餌を毎日交換し、適度にマットを交換して飼育箱を清潔に保つようにした。
ただひとつ、心残りだったのは・・・・。
つがいにしてあげられなかったことだ。
メスのカブトムシを買ってこようかな。
何度も、そう考えた。
しかし、メスのカブトを売っている場所が近所になかったことから、実現させてあげることができなかった。
メスを1匹買ってきたところで、相性が合うかどうかもわからないし。
そんなことも思った。

結婚したかったかな・・
ごめんね、カブトムシ。
もう動かないカブトムシを眺めながら、ちょっと懺悔の初秋。


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