薬物アレルギー

2004年2月7日 日常
先日受けたドックの結果で一項目だけ要再検となっていたため、きょう総合病院で受診してきた。

私の問診カードをのぞきみ、ナースが言う。
「あ、ミノマイ禁なのね。私と同じだわ。あれは酷いわよねぇ。頭がくらくらして、手足が震えて、立っているのもやっとという感じ。寝込んでしまうほどひどいわよね」
私は、いくつかの薬に対してアレルギーがある。
ミノマイシンという薬がそのひとつで、服用するとたいへん重い副作用が出る。

ミノマイ禁の患者というのは、そう多くはないらしい。
私は、病院にかかる時は必ず問診表に「ミノマイ禁」と書くのだが、それをストレートに信じてくれないドクターがいる。
「本当なの?めったにいないんだよ、ミノマイがダメな人って。」
「どんな薬でも、多少の副作用というのはあるからね。そんなこと言ってたら、薬なんて何も飲めないよ」
こんなことを言うドクターが、この世に実在するのだ。
人の痛みや苦しみは、他人にはわからない。
それをわかることが本職であるはずの、医師でさえ。

私のミノマイ禁を「自分も同じ」と言ってくれたナースに、私は妙に親しみをおぼえた。
たったそれだけで、何の根拠もないのだが、この病院はいい病院だと確信してしまう単純な私である。

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